温故知新のコットン法
■陥入爪治療
陥入爪治療の保存的治療にはさまざまな方法があります。
当院でも、ガター法、マチワイヤー、まきづめマイスター、VHO(3TO)、熱形成(最近あんまりやってない)、人工爪と、ほぼほぼ治療は網羅しております。もちろん、これらの方法にはそれぞれ適した爪変形がありますので、診察して考えます。
(ご希望があっても、現状の爪に適していない治療はできませんのでご了承ください。)
さて、昔から行われている治療方法の一つに ”コットンパッキング” があります。
ワイヤー矯正などに比べるとなんだか地味な治療と思われがちですが、現在でも非常に有効な治療法です。
以前の中部学会で、コットン法にひと手間加えた方法が発表されていました。この先生はアイデアマンで、ブログも面白く、発表も精力的に行っており、私の尊敬する先生の一人です(私の片思いですが)。当院にても方法は少し異なるのですがこのコットンパッキングをまねさせていただいています。
では症例を見てみましょう。前回お見せした陥入爪よりも、一般的なタイプで、爪の切り方がマズくて陥入爪になったと思われる方です。すみませんHP移転で写真がないです。
何をしたわけでもない、ただコットンパッキング(+アルファ)を行っただけです。
半年間ぐちゅぐちゅしていたのが、一か月(正確には3週)で改善しました。
(昔)自分でできない場合は週1.2回の通院が必要ですが、→(今)なんとかやり方を覚えてもらい2,3週後に再診とさせてもらってます。
今後は爪の切り方に注意してもらえれば大丈夫と思います。
すぐにでも手術をやって欲しいと来院する方もおりますが、1.2か月はこのコットン法を行うことをお勧めしています。そのまま治る場合も多いです。
現在手術は混雑しておりまして、自動的にコットンパッキングを2か月してもらうことになります。ご了承くださいませ。

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