手の汗が多いために、電話、ペンなどが滑ったり、紙やプリントに汗染みができたり、さらには対人関係に消極的になってしまったりと、日常生活に支障がでることにとどまらず、その人自身の積極性にも影響を与える可能性もあります。

特に元となる病気のない手足の多汗症を、特発性掌蹠多汗症といい、

・発症年齢が25歳以下であること

・両側対称性であること

・睡眠中は発汗が止まっていること

・家族歴があること

・週1回以上の多汗のエピソードがあること

・日常生活に支障をきたす程の汗であること

上記に2つ以上当てはまると診断されます。


当院では

1.水道水イオントフォレーシス (保険診療)

2.塩化アルミニウム制汗剤 (50%液と30%軟膏を用意しております。)

の治療を行っております。

写真はヨード紙による発汗テストの結果です。汗を吸って紙が青く変色します。

イオントフォレーシスは、20分間、微弱な電流を流した水道水に手足を浸すだけの簡単な治療です。まずは 週に1回しばらく行っていただき、その後は月に1~2回程度で発汗の具合をみながら維持療法をお勧めしています。
機器自体は簡素で昔の理科の実験で出てきそうな感じのものなのですが、れっきとした医療機器です(→新機種へ変わりました)。

*治療時間は20分です。小学生以上が対象です。
 妊娠中の方、心臓疾患をお持ちの方は受けられません。

*初診日に受けて頂くことはできません。後日時間予約での治療となります。

*指輪などの金属類は外して来院してください。

*手掌へのボトックス注射は現在行っておりません。

*交感神経遮断術希望者は三重大学胸部外科へ紹介しております。

*全身性多汗症の診察は大学病院へ紹介となります。

*三重県内で、イオントフォレーシスを行っている医療施設はほとんどないので、当院には、非常に遠方からも患者さんがいらっしゃいます。
 
現在、日高クリニック(三重県津市一志町、院長 森Dr.)にてもイオントフォレーシス治療を受けることができますので、津市以南の方は日高クリニックへ受診頂くと便利です。




記事カテゴリー:手足の多汗症