サーキット道路沿いの皮膚科クリニック

酒さ、酒さ性ざ瘡

■酒さとは

酒さ は頬の赤み、血管拡張、とニキビ様発疹が認められ、
温熱刺激、紫外線刺激によりほてりをきたします。

明確な診断基準はありません。血管拡張と、ニキビにしては面皰が少ない、
ほてりの症状が強い、等から診断します。

かさかさするんですという方、それは酒さじゃないです。少し保湿とステロイドじゃない外用を処方して、改善後からロゼックスを使ってもらいます。

原因もよくわかっておらず、成書やガイドラインにも不明とあります。

■酒さの治療方法

治療は ビブラマイシン内服、ロゼックス(メトロニダゾール)外用が第一選択となります。
アゼライン酸外用(AZAクリア)、ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴール)にても改善したという報告があります。毛細血管拡張症があればダイレーザー治療を行っております。
また自費診療ではIPL(フォトフェイシャル)治療もある程度有効です。

 

酒さでお困りの方は当院へご相談ください。メトロニダゾール院内製剤の処方も行っております→ロゼックス保険適応にて終了。前の軟膏の方がよかった、という方もいましたけど、保険適応薬剤が出た以上、終了です。ごめんです。

 

2022.6追記

ロゼックスゲル(メトロニダゾール)が酒さに保険適応となり、院内製剤のメトロニダゾール製造は終了しました。やっと適応になったか、といった感じです。
パンフレットがよくまとまっており、是非見て頂きたい内容です。

個人的にはビブラマイシンを延々と飲み続けるのはあまり気が進みません。
外用やレーザーなどの負担の少ない治療で良い状態を保てるようになるのがよいと考えています。個人的見解としては長期的には、アザクリア(ロート製薬)とたまにダイレーザーかフォトフェイシャルですね。ほぼ体には負担ゼロと思いますので。

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