サーキット道路沿いの皮膚科クリニック

尋常性疣贅 ウイルス性いぼ 治療について

■尋常性疣贅 じんじょうせいゆうぜい (ウイルス性いぼ)とは

手足などに好発する ざらざらと盛り上がったできものです。細かな傷にウイルスが感染して出てきます。

ダーモスコピーでのぞくと特有の血管拡張が観察できます。

■治療について

様々な治療が存在しますが、下記1.2を中心にまずは治療を行います。

1.冷凍凝固

1~3週に一回程度、患部を液体窒素にて凍結します。
冷たさと痛みを伴います。
回数は個人差が激しく、数回から数十回に及ぶ場合もあります。
とくに治療後のケアは必要ありませんが、まれに傷がつくと感染を起こす場合があります。当院では2例ありました。(数千回のうちの2回です。)
時折水疱ができますが破らないようにしてください。

冷凍凝固は綿棒を液体窒素を注いだカップに浸して、患部に当てる、という処置ですが、綿球の作り具合で使い勝手が全然変わってくるのと(既製品もあり)、いぼがたくさんあるときは、何度も浸しなおすのが結構大変なんです。液体窒素を注いできてもらうのにも時間がかかります。

当院では液体窒素をスプレー式で噴射する機器を使用しています(写真の器具です)。素早くたくさんのいぼを、十分に凍らせることができます。

2.ヨクイニン内服

ハト麦に含まれる成分の内服薬です。難治、多発例に服用をお勧めしています。最近はデフォルトで処方しています。
おなかが緩くなることがありますので、適宜休止、減量して服用してください。

内服時に少なくともイボの治療を意識することから、薬効以外にもいぼ排除に免疫系へよい影響があるのでは?と考えています。

これら治療を中心に何度か頑張っていきますと、徐々にというか、急に縮小して治ることが多いです。

治るまでの回数は1回~100回以上とかなり個人差があります。

3難治例には

サリチル酸やビタミンDの併用を行ってみます。

さらに、20~30回の治療にもかかわらず治りにくい場合、局所免疫療法やフェノール腐食(今はしてません)をします。これについては治療費はかかりませんが、初回からは行いませんし、治療の要望にもお応えできませんのでご了承ください。院長が決めます。さらに、ダイレーザー照射も行うことがあります。いぼの血管を焼いてやります。効く方にはめちゃ効きます。ダイレーザーを最初からご希望の場合は自費診療になります。5ショット11000円、診察費別となります。

4.切除(いぼ剥ぎ)

あまりに反応が悪い、治りにくい場合は検査を兼ねて切除します。(いぼ剥ぎ法)
保険適応です。

局所麻酔を行い、いぼをはぎ取ります。
時に再発しますが、かなりサイズを縮めることができます。
数年にわたりいぼが改善しない場合に検討します。

*難治なイボにつきましても生検をお勧めすることがあります。

■心理療法について

また心理療法として、いぼ取り地蔵へのお参りなども古くから行われてきました。
鈴鹿にもいぼ取り地蔵さんがあります。探検がてら、いかがでしょうか。メンタルが、免疫へよい効果をもたらしているのだと思います。

保険治療と、保険外治療は同時に行えませんのでご注意ください。
特殊治療につきましては難治の方に当方よりご提案させて頂きます。

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