爪白癬(爪水虫)の治療
2023月2月16日
一般皮膚科
- 爪白癬とは
- 水虫菌(白癬菌)が爪に感染した状態のことを言います。
- 爪に白癬菌が感染すると、厚く、そして爪の下はボロボロともろくなり、全体には濁りを生じます。
- 周囲に広がったり、家族内感染の元になりますので、治療が必要になります。
内服が第一選択ですが、肝機能障害、胃腸障害、アレルギーの説明をして、さあ採血を、となるとやはり外用で、、、という方も少なくありません。
爪白癬は内服治療(ネイリン>>ラミシール、イトリゾールという感じで効きます)でなければなかなか治療が難しいのですが、内服が飲み合わせや肝機能障害などにて困難な場合も少なからずあります。
爪白癬の外用剤には、クレナフィンとルコナック、の2剤が存在します。既存の薬剤よりよく効きますけども、効果は全然十分ではありません。
- 爪白癬 治療法まとめ
- 内服治療
- ネイリン 3か月服用 毎月採血
- ラミシール 6か月服用 1、2、4か月目採血
- イトリゾール 3か月服用(パルス療法) 初回採血
- 外用治療
- クレナフィン、ルコナック
- 治療効果
- 内服薬(ネイリン) 服薬開始一年後で完全治癒60~66%
- 外用剤 一年外用して15~20%程度です
- 内服治療
内服治療は難しいけど、なんとか外用剤で治したい!という方のために、当院では、爪に細かな穴をあけて治療効果を高める試みを行っています。爪に細かな穴をあけ、表面積を増やし、薬剤の浸透を高めます。
このような処置は古くから行われてきましたが、レーザーを用いることで、
細かい穴を短時間に数多くあけることができるようになりました。こげくさいですけど。
(手作業では日が暮れてしまいます、、。)非公式のデータでは薬剤よりかなり有効な場合がありました。論文化を勧められましたが、すみません、そこまでの余力がありませんでした。
ホームページ見たんですけど、爪に穴開けてください、と言ってください。言ってもらえないとやりません。診察室出た後で、”穴開けてもらいたかったんですけど、、”というのはご勘弁ください。次回やります。平日午前限定です。
料金はかかりません。
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