尋常性疣贅 ウイルス性いぼ 治療について
様々な治療が存在しますが、下記1.2を中心にまずは治療を行います。
1.冷凍凝固
週に1程度、患部を液体窒素にて凍結します。
冷たさと痛みを伴います。
回数は個人差が激しく、数回から数十回に及ぶ場合もあります。
とくに治療後のケアは必要ありませんが、まれに傷がつくと感染を起こす場合があります。当院では2例ありました。(数千回のうちの2回です。)
時折水疱ができますが破らないようにしてください。
2.ヨクイニン内服
ハト麦に含まれる成分の内服薬です。難治、多発例に服用をお勧めしています。
おなかが緩くなることがありますので、適宜休止、減量して服用してください。
3.切除(いぼ剥ぎ)
局所麻酔を行い、いぼをはぎ取ります。
時に再発しますが、かなりサイズを縮めることができます。
数年にわたりいぼが改善しない場合に検討します。
*難治なイボにつきましては生検をお勧めすることがあります。
保険外、その他治療として
局所免疫療法、ビタミンD外用、レーザー蒸散、ダイレーザー照射、SADBE外用、エタノール湿布、薬剤による腐食
などの治療があります。
また心理療法として、いぼ取り地蔵へのお参りなども古くから行われてきました。
鈴鹿にもいぼ取り地蔵さんがあります。メンタルが、免疫へよい効果をもたらしているのだと思います。
保険治療と、保険外治療は同時に行えませんのでご注意ください。
特殊治療につきましては難治の方に当方よりご提案させて頂きます。
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